【フランクフルトモーターショー09】フィアット プント EVO、ここがEVO

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フィアット・オートモビルズは8月31日、9月17日から一般公開されるフランクフルトモーターショーで、フィアット『プントEVO』を展示すると発表した。

エンジンはディーゼルが「1.3マルチジェット」、ガソリンがアルファロメオ『MiTo』に搭載されることで話題を呼んだ電子制御バルブコントロールの「1.4マルチエア」。ガス仕様も用意される。

外観はフィアット・スタイリングセンターが大幅に手を加えている。たとえばフロントグリルには、新型『500』で採用された元祖「500」をモティーフにした「髭」バーが与えられている。リアバンパーにもガーニッシュが加えられているほか、テールゲートには「PUNTO EVO」のバッジが加えられている。さらにサイドには、従来のグランデプントになかったプロテクションモールが追加されている。

そうしたフィアット流モディファイを効かせたこともあり、従来の『グランデプント』に貼られていたジウジアーロのデザインを示すバッジは外されている。

シートをはじめインテリアにもフィアットは手を加えている。とくにセンターコンソール付近は大幅にモディファイされ、パネルの色調はアルファロメオMiToや姉貴分である『ブラーヴァ』を連想させる。

EVOは、2005年に登場し4年が経過したグランデプントの事実上の後期型とみることもできるが、現行ではバリエーションは限られていることから、EVO投入後も当面はグランデプントを併売すると思われる。いっぽうで、欧州市場では先代の2代目プントも「クラシック」の愛称で継続販売されている。したがってユーザーはしばらくの間“プント3姉妹”から選べることになる。

ガス仕様のスペックも興味深い。メタン仕様車は100kmの燃料コストが4ユーロ(約500円)、LPG仕様車は1回の充填で1500kmの走行を売りにしている。さらにイタリアでは、低公害車でない自動車を下取りにして購入すると、5000ユーロ(約66万円)のエコ奨励金が適用される。

ルックスをリニューアルしつつ、経済性を重視してアピールするあたりに、プントがイタリアで販売トップ3を維持する秘訣が隠されているようだ。

《大矢アキオ Akio Lorenzo OYA》

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