ホンダ アコードクロスツアー…ベールを脱ぐ

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米国ホンダは1日、今秋発売する新型車、『アコードクロスツアー』のスタイリングを公開した。「アコード」シリーズの最上級車に位置づけられる新種の5ドアモデルだ。

クロスツアーは米国ホンダの主力セダン、アコードをベースに開発。クロスツアーとは、クロスオーバーユーティリティビークル(CUV)に近い意味が込められており、セダン、ステーションワゴン、SUVを融合させた高い機能性を備える。

新型は5ドアボディを採用。フロントマスクはアコードと共通イメージだが、専用の大型グリルが力強い雰囲気を演出する。リアゲートの傾斜は強めで、滑らかでエアロダイナミックなフォルムを構築。リアゲートの向こう側には、『アコードセダン』を大きく上回る荷物スペースが与えられた。

エンジンについては公表されていないが、アコードと共通で、2.4リットル直4(177ps)と3.5リットルV6(271ps)の2種類と思われる。また、リアゲートに「4WD」のエンブレムが確認できることから、ホンダ得意の4WD、「SH-AWD」が設定されるようだ。

室内はアコードセダンよりも高いシートポジションが、見晴らしの良さを実現。ちょっとしたオフロードにも乗り入れられるように、車高もアコードセダンに対して、若干引き上げられている。乗用車の快適な乗り心地と、全天候型の高い走破性を両立した点が、新型の大きなセールスポイントといえる。

米国ホンダのエリック・バークマン副社長は、「新型はアコードの長所であるパフォーマンスとハンドリングはそのままに、ライトトラック(SUV/ピックアップトラック/ミニバン)セグメントに旋風を巻き起こすだけの実力を秘める」と語る。

新型アコードクロスツアーは、2010年モデルとして今秋、米国市場へ投入。アコードシリーズの最上級車に位置づけられる。アコードの今年1 - 8月累計販売は、前年同期比30.4%減の20万0543台と低迷。新型クロスツアーがセールスのカンフル剤となるか、注目される。

《森脇稔》

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