【D視点】アンテナカー?…VW シロッコ 新型

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「カエル」の愛嬌

『ゴルフ』をベースとした、3ドアハッチバックのスペシャリティカー、3代目新型VW『シロッコ』が発表された。2代目からは16年ぶりの復活なので、若者には馴染みはないが、熟年層には良き時代を思い出させてくれる贈り物。

ゴルフのフロントマスクを左右に引き伸ばしてルーフを押し潰したようなデザインに、大口径のタイヤを履かせた姿は、デザイナーの夢を描くイメージスケッチを連想させる。しかし、スペシャリティカーらしさは、絞り込まれたルーフとリアフェンダーの張り出しに限られる。ドイツでは、民謡や諺に引用されるキャラクターでカエルの人気は高いが、この部分が「カエル」を感じさせるのは愛嬌か。

2008年ニュルブルクリンク24時間レースでは、新型「シロッコGT24」がワンツーフィニッシュを達成した。新型シロッコの、1.4リットル直列4気筒「TSI」ツインチャージャーエンジン160馬力、あるいは新型2.0リットル直列4気筒TSIシングルチャージャーエンジン200馬力に「DSG」を組み合わせたパワートレインも、走りを予感させる。

スペシャリティカーを知らない世代を引きつけるようなデザインを新型シロッコから見出すのは難しいので、主なユーザーは最近元気な熟年層になりそうだ。しかし、若者がスペシャリティカーを通して、彼らの感性が何処にフィットし、何を発見するかを探る楽しさも提供してくれそうだ。
《松井孝晏》

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