KCMは15日、ショベルローダ川崎『65ZV』、コベルコ『LK190Z-5』2車種のクランクプーリに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。
対象となるのは、2005年6月24日から2008年8月30日に製作された201台。
原動機のクランクプーリに備えられている防震ゴムの特性が不適切なため、原動機高回転時に燃料ポンプカム軸が振動し、カム軸が折損して燃料を供給できなくなり、エンジンが停止して走行不能となるおそれがある。
全車両、クランクプーリを対策品と交換するとともに、燃料噴射ポンプを新品に交換する。
不具合発生件数は10件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
なお、この案件は昨年3月にリコール届出を行い、暫定対策を講じたもので、不具合原因が判明したため、恒久対策を実施するもの。