BMWは7日、6月の世界新車販売の結果を公表した。BMW、MINI、ロールスロイスの3ブランド合計で12万7546台を販売。前年同月比は12.7%のマイナスだ。
ブランド別では、BMWが13.4%減の10万5220台、MINIが8.9%減の2万2273台、ロールスロイスが53.5%減の53台と後退している。
2009年上半期(1 - 6月)の3ブランド合計のグローバルセールスは、前年同月比19.5%減の61万5454台。ブランド別では、BMWが19.4%減の51万3591台、MINIが19.9%減の10万1534台、ロールスロイスが33.5%減の329台と苦戦している。
そんな中、新型を投入した『Z4』は、6月は前年同月比113%増となる3825台を販売。『X6』も7.8%増の3693台を売り上げた。フラッグシップサルーンの『7シリーズ』は、20%増の4357台と好調だ。
地元ドイツでは、1月に導入されたスクラップインセンティブの効果で、新車販売は順調に推移。ドイツでは6月、BMWとMINIを合わせて、前年同月比15.4%増の3万0032台をセールス。『1シリーズ』が16.8%増の8378台、『5シリーズ』が8.1%増の3875台、『Z4』が267.4%増の1003台、『7シリーズ』が148%増の749台と、牽引役を果たした。MINIも45.5%増の4363台を登録。BMWとMINI合計の上半期(1 - 6月)セールスは、8.8%減の13万6770台と、マイナス幅を少なく抑えた。
中国では6月、前年同月比44.3%増の8506台を販売。6月単月の月間販売記録を更新した。上半期(1 - 6月)セールスも、24.1%増の3万0325台と好調さが際立つ。
BMWの販売&マーケティング担当取締役、イアン・ロバートソン氏は、「今年下半期は、新型『5シリーズGT』や『X1』が、世界販売を押し上げるだろう」と期待を表明している。