ロールスロイス ゴースト 新型…ウェブで内外装をコーディネート

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ロールスロイスは、今秋デビュー予定の新型『ゴースト』(現時点ではコンセプトカー『200EX』)の内外装を自由に組み合わせて、色見本が確認できるサービスをウェブサイトで開始した。

200EXは、3月のジュネーブモーターショーで初公開。現行『ファントム』よりもひと回り小さいボディを持つロールスロイスの新シリーズだ。

ボディサイズは全長5399×全幅1948×全高1550mm、ホイールベース3295mm。ファントム(全長5835×全幅1990×全高1655mm、ホイールベース3570mm)と比較すると、436mm短く、42mm狭く、105mm低い。ホイールベースは275mmコンパクトだ。

ファントムよりもひと回り小さいとはいえ、そのルックスは堂々としたもの。室内もロールスロイスらしいクラフトマンシップにあふれる仕上がりで、レザーやウッドなど最高の素材が使用される。リアドアが逆ヒンジで開閉するのはファントムと同様で、高い乗降性を実現している。

エンジンは、新開発6.6リットルV12ターボ。最大出力は507psと、ファントムの6.75リットルV12(460ps)を上回る、現行ロールス最強のスペックだ。トランスミッションはZFと共同開発した8速ATで、燃費やCO2排出量改善に貢献。このATと新エンジンの相乗効果によって、ロールスロイス史上、最も燃費が良く、最もCO2排出量が少ないモデルに仕上げられるという。

すでにロールスロイスは200EXの専用ウェブサイトを立ち上げているが、「DESIGN」メニューの中に「VISUALISER」というコンテンツを新設。好みの内外装を自由に組み合わせ、その状態が確認できるようにした。

ボディカラーは全8色が用意されており、ボンネットのみシルバーサテンで塗装することも可能。内装はレザー5種類、ウッドパネル4種類が設定され、前席、後席のそれぞれで仕上がりがチェックできる。

新型ゴーストは、今年後半に英国グッドウッド工場で生産開始。9月のフランクフルトモーターショーで正式発表される予定だ。デビュー前に導入した今回のサービス、ロールスロイスの新型にかける並々ならぬ意気込みが感じられる。

《森脇稔》

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