「人とくるまのテクノロジー展2009」が20日、横浜・みなとみらいのパシフィコ横浜で開幕したが、初日の来場者は1万5236人と昨年の1万9025人から大きく減少した。
出展者数も392社(982小間)から320社(735小間)に減り、自動車不況を色濃く反映した形となった。もちろん派手な展示をする企業は少なく、できるだけ節約しようという思いが随所に見られた。
特に完成車メーカーはそうで、小間数をできるだけ少なくし、展示も新型車1台だけというブースも見られた。部品メーカーの関係者からは「新車の展示会と勘違いしているのではないのか」という声も聞かれたほど。
ただ、講演やセミナーは例年のように目白押しで、自動車に関係するさまざまなものが行われていた。特に環境や安全についての講演が多かった。
なお、同展は22日まで開催され、主催は自動車技術会。主催者側は来場者を昨年より2万人少ない5万人を見込んでいる。入場料は無料。