「EdgeTech+ AWARD」受賞企業がスペシャルピッチ実施へ…EdgeTech+ 2025

パシフィコ横浜
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日本最大級の組込み・エッジテクノロジー総合展示会「EdgeTech+ 2025」が、11月19~21日にパシフィコ横浜(横浜市)で開催される。主催は一般社団法人組込みシステム技術協会。

今回のEdgeTech+ 2025では、会期中の20日、優れた組込み技術や製品を顕彰する「EdgeTech+ AWARD」の受賞企業によるスペシャルピッチを実施する予定。受賞企業は11月上旬に発表される。

●組込み技術を顕彰する「EdgeTech+ AWARD」

日本の産業は今、大きな変化の時期を迎えている。イノベーションの創出が求められる中、組込み業界への期待はかつてないほど高まっている。

主催者である組込みシステム技術協会は、国内産業の競争力向上に寄与する優れた組込み技術や製品、ソリューション、IoT技術を発掘し、その成果を国内外に広く顕彰する目的で「EdgeTech+ AWARD」を実施する。

●「動くAI」へと進化する組込み技術

かつて「機器制御の黒子」として製品開発を支えてきた組込みシステムは、今やモビリティ、製造、ロボティクス、インフラなど多様な分野の中核を担う存在へと進化している。

リアルタイム知能、セキュア通信、クラウド連携、UX設計などを通じて「動くAI」として社会を支える技術基盤となっている。

背景には、生成AIやエッジAIによる自動化、IoTによる常時接続環境、国際的なセキュリティ規制の強化などがある。さらに、センサ・アクチュエータ・推論エンジンを統合した“フィジカルAI”の進展により、組込み技術は「静かな知能」から「創造的な価値提供者」へと変貌を遂げている。

本展では「AI(生成AI/エッジAI)×IoT×セキュリティ」の融合を軸に、セキュアバイデザインやレジリエントなサプライチェーン構築など、次世代の設計思想を提示。制度や市場動向から現場実装までを俯瞰し、新たな成長機会を提供する。

●自動車ソフトの最新潮流も紹介

EdgeTech+ 2025内の特別企画として、「Vision AI Expo」「オートモーティブソフトウエアエキスポ」「オープンイノベーションサミット横浜」が開催される。

中でも3回目となるオートモーティブソフトウエアエキスポでは、自動車のソフトウェア化に焦点を当て、自動車サイバーセキュリティパビリオンや生成AIゾーンを設置。自動車業界における最新の技術動向を網羅的に紹介する。

EdgeTech+ 2025 開催概要
会期:2025年11月19日(水)~21日(金)
会場:パシフィコ横浜(横浜市)
主催:一般社団法人 組込みシステム技術協会

《高木啓》

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