セアト イビーサ に“黒い口”…伝統のスポーツバージョン

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スペインに本拠を置くフォルクスワーゲングループのセアトは7日、バルセロナモーターショーで、『イビーサ』(Ibiza)の最強仕様、「ボカネグラ」(Bocanegra)を正式発表した。

イビーサはセアトの小型ハッチバック。2008年に登場した4代目は、フォルクスワーゲン『ポロ』やアウディ『A1』とプラットフォームを共用している。そのイビーサに加わったボカネグラは、ホットバージョンの位置づけ。昨年3月のジュネーブモーターショーで公開されたコンセプトカーの市販版である。

セアトが初めてボカネグラの名前を使用したのは、1975年。『1200スポーツボカネグラ』が最初のモデルだ。同車はスペイン・マートレルのセアトテクニカルセンターがすべての開発を手がけた第1号車であり、3年間で1万1000台以上を販売するヒット作となった。

イビーサのボカネグラも、その伝統に則っている。ボカネグラとはスペイン語で「黒い口」を意味するが、その名の通り、ハニカムメッシュ仕上げの上下2分割大型ブラックグリルを装着。バンパー両サイドにもエアインテークが追加され、迫力のルックスを生み出している。

リアにはルーフスポイラー、専用バンパー、センターエグゾーストなどが採用され、アグレッシブに変身。足元は17インチの5本スポークアルミホイールで引き締められた。

エンジンはターボとスーパーチャージャーで過給する1.4リットル直4「TSI」で、最大出力は150psと180ps。トランスミッションはパドルシフト付きの7速「DSG」で、足回りには電気式LSDの「XDS」が組み込まれる。

インテリアは、専用ファブリック&赤ステッチ入りのスポーツシート、3本スポークのフラットボトムステアリングホイール、アルミペダル、グロスブラックトリムなどを採用。シートやステアリングには「B」のロゴが添えられる。

イビーサボカネグラは今年後半、欧州主要マーケットへ投入。欧州製ホットハッチに、またひとつ新しい魅力が加わった。

《森脇稔》

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