【上海モーターショー09】VWブースは 新型パサート & ゴルフ に環境技術

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フォルクスワーゲンの今年の上海モーターショーは、新型『パサートLingyu』や新型『ゴルフ』などの市販車25台を核に、クリーンディーゼルテクノロジーの「ブルーモーション」も積極的にアピールされた。

パサートLingyuは中国専用のミッドサイズセダンで、中国の役人や富裕層に高い人気を誇るモデル。新型は先代シュコダ『Superb』(スパーブ)をベースに開発され、ホイールベースは2803mmと欧州仕様の『パサート』よりも約90mm長い。中国の顧客が重視するリアシートの快適性を引き上げるのが狙いである。エンジンのパワーアップを図りながら、燃費性能を高めている点も見逃せない。

新型『ゴルフ』は中国初公開。6世代目に移行して、大きく進化した新型は、中国人の関心も高かったようだ。今回の上海では、直噴1.4リットル直4ターボ「TSI」+7速「DSG」仕様が展示された。

フォルクスワーゲンは得意の低燃費&低エミッションディーゼル、「ブルーモーション」の技術展示も行った。3月のジュネーブモーターショーでワールドプレミアを飾った新型『ポロ』の「ブルーモーションコンセプト」では、欧州複合モード燃費30.3km/リットル、CO2排出量87g/kmという世界最高レベルの驚異的な環境性能をマークしている。

フォルクスワーゲングループ中国のWinfried Vahland社長兼CEOは、「中国における今年1-3月新車販売は、我々の予想を上回る好調さだった。新型パサートLingyuと新型ゴルフの投入で、中国でのラインナップをさらに強化していく」と語っている。

《森脇稔》

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