【GARMIN nuvi205W インプレ】まずはマイカーで…河村康彦

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欧米流に言えばPND(Personal Navigation Device)、日本流では“メモリーナビ”と呼ばれるこの種のアイテムを使うのは、当方にとって初めての体験。とはいえ、「スイッチはひとつなんだから説明書に目を通すまでもないだろう」と早速それをスライドさせてみると、たちまち画面が立ち上がって地図上に現在位置が表示された。

◆起動時間の短さにまずびっくり

“本格ナビ”の場合、ディスクに収められた情報を読み出すためにそれなりの時間が必要となるのは当然といえば当然なのだが、そのプロセスが存在しないこのアイテムではこうして起動時間が極端に短い事にまずはビックリ。ちなみに、内蔵バッテリーを備えるのでこれは何の配線も行っていない状態でのハナシ。バッテリーの“持ち”が心配にはなるが、短時間のドライブならば「付属のACアダプターで出発前に充電を済ませておき、走行中は“配線レス”で」という使い方も出来そうだ。

早速自らが所有する初代スマートに取り付けて出発! と思ったものの、ここでちょっとした問題発生。というのも、意外にも適当な取り付け場所が見当たらないのだ。

◆ポータブルなボディはセキュリティにも強みを発揮

吸盤マウントの“球”の部分にクレードル側の受けを差し込むと、本体角度は自由に調整出来る一方で想像以上にしっかり固定され、走行中も一切“ブレ”は生じないのはなかなか優秀。ひどい路面の凹凸を拾っても本体はしっかりと支持をされ、振動で本体角度が変わってしまう事も皆無だ。

と同時に、使用後には本体を手前に引き抜く事で吸盤マウントのみを残した状態に出来るから、盗難防止策もイージーかつ万全。そんな取り付け各パーツの経年変化は未知数ではあるものの、新品状態での取り付け方法に関してはこうしてパーフェクトと言える仕上がりだ。

◆検索やルート設定の速さはメモリーナビならでは

それでは電源を入れていよいよ使用開始。立ち上がった画面から『目的地検索』のアイコンに触れ、電話番号検索や住所検索、あるいは名前による直接検索など、”本格ナビ”同様の方法によって目的地の設定を行う。

まだ使い初めてから日が浅い事もあり、ちょっとばかり戸惑う場面も無いではない状態だが、それでも前述のようないくつかの方法にトライをすれば、説明書を見るまでもなく今のところ最終的には目的地設定には100%成功をしている。例えば、先日取材のために訪れた茨城県水戸駅近くの小さなビジネスホテルが、名前の直接入力で即座に検索出来たのには驚いた。

さらに、こうして目的地を入力した後のルート検索が非常に素早い事にも感心する。これは、表示画像を「道路だけ」に割り切って、建物や施設名、それらの模式図などを殆ど省略するという“情報整理”の効果が大きいのではないだろうか。

一方で、鉄道や駅の表示が控えめで、かなりの拡大画面にしないとそれらが目立たないのは、鉄道がランドマークの基本になっている日本ではちょっと違和感がある。実は、このアイテムを開発したガーミン社はそもそもアメリカの企業。クルマを基準に発達した彼の地のロードマップでは鉄道が表示されていない事も少なくないが、もしかするとこれもその“名残り”なのかも知れない……。

《河村康彦》

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