ニューヨークオートショーのプレスデー初日、クライスラー社長のジム・プレス氏は新型ジープ『グランドチェロキー』の発表会場にフィアット『500』で登場した。これは、GMと共に決定を1か月延期されたクライスラー社の追加援助条件のひとつにフィアット社との資本提携があるためー進捗状況をアピールする演出だ。
ジム・プレス氏は「この町にぴったりな一台」「昨年のCOTY受賞」「クライスラーのHEMIエンジンと同じくらいの大きさ」等々、持ち前のユーモアを交えてひとしきりチンクエチェントを褒め讃えた後、クライスラーとフィアットは「このように扱う車種が異なり、バッティングする車種も少ないので、資本提携は両社に大きなプラスになる」ことをアピール。
現時点ではまだアナウンスすべきことはないとしながらも、最終合意へ向けての交渉が不眠不休で続けられているとコメント。最大の注目トピックスが一気に片付けられた会場では、華々しく新型グランドチェロキーの発表が行われた。