2日、トヨタ『ウィッシュ』の新型が発表された。初代は2003年1月に投入して以来の累計販売が55万台と、同社のコンパクトミニバンでは「コアモデルのひとつ」(国内営業担当の一丸陽一郎専務)に成長した。
新型車は全エンジンの動弁機構に「バルブマチック」を採用したほか、S-VSC(ステアリング協調車両安定性制御システム)やサイド&カーテンシールドエアバッグを標準装備した。一丸専務は「走行、環境、安全の性能すべてを向上させた」と強調する。
価格もベースモデルが184万円と「お買い得感」(同)を出した。それだけに、月間の販売目標は6000台と強気だ。一丸専務は低調な国内市場回復の先導役をこのモデルに託しており、「当初1か月の受注目標は1万台以上」を掲げた。