翌2000年7月には追加モデルとして「タイプV」が登場。VGS(Variable Gear ratio Steering:車速応動可変ギアレシオステアリング)を世界で初めて搭載し、D型の専用形状のステアリングが与えられている。VGSは低中速時はクイックレシオ、高速になるにつれてスローレシオへとステアリング舵角が変化するもので、ステアリングラックのピニオンギアの回転軸と、ステアリングにつながる入力軸との間隔を変えることでギアレシオを変化させる。タイプVには駆動配分率が変更されたLSDやリバウンドスプリングが新たに追加されたダンパーを採用、コーナリング時のロールを少ない専用シャシーが与えられ操縦安定性の向上を図っている。