日産 NV200…新世代の小型商用車

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欧州日産は24日、『NV200』の概要を明らかにした。日産がグローバルに投入する小型商用車で、日本の4ナンバーサイズに収まるコンパクトボディを採用。クラス最大の室内スペースや積載量を実現している。

NV200には3つのバリエーションがある。商用バン(2列シート)、商用ユースのコンビ(3列シート)、乗用ミニバン(3列シート)の3タイプだ。今回、写真が公開されたのは、商用バンとコンビである。

ボディサイズは全長4400mm以下として取り回し性に配慮。全高は1840mmとクラストップを確保した。商用バンの荷室長は2040mmと圧倒的。リアサスペンションを小型設計とし、室内への張り出しを抑えた効果もあって、欧州規格のユーロパレットが2個積載できる。荷室容積は4.1立方m、最大積載量は771kg。フロア地上高は520mmと低いので、重量物の積載も苦にならないはずだ。

3列シートのコンビは、シートアレンジに工夫を凝らした。ライバルの多くは2列目と3列目シートに脱着機構を採用してスペースを拡大するが、シートの単体重量が重いという問題を抱えていた。

そこで、日産は脱着式以外の方法でスペースを拡大するアイデアを導入。6対4分割の2列目はシートバックを前倒ししてから、シート全体を前方に折り畳む方式。3列目は左右に跳ね上げる方式を採用した。

エンジンはガソリン、ディーゼルともに1機種ずつ。ガソリンは『マイクラ』(日本名:『マーチ』)や『ノート』と共通のHR16型1.6リットル直4(108ps、21.2kgm)。ディーゼルはルノー製のK9K型1.5リットル直4(86ps、27.7kgm)。トランスミッションは5速MTのみだ。

インテリアは広々とした空間。シフトレバーはフロアではなくセンターコンソールに配置して、前席周辺のゆとりを向上させた。ドアは両側ともスライドドア。リアゲートは商用バンが観音開き、乗用ミニバンは上開き。コンビは観音開きと上開きが選択できる。収納スペースも豊富に用意される。

NV200は商用バンが日本の初夏を皮切りに、欧州では秋、その後中国など世界各地に投入される。3月3日に開幕するジュネーブモーターショーでは、NV200の3バリエーションが公開。日本導入も噂される乗用ミニバン仕様の出来ばえも気になるところだ。

《森脇稔》

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