【ジュネーブモーターショー09】アウディ TT に最強のRS誕生

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アウディは20日、ジュネーブモーターショーで正式発表する『TT』の最強グレード、『TT-RS』のティーザーキャンペーンを開始した。新開発の直噴2.5リットル直5ツインターボは、300psオーバーの実力を誇る。

TT-RSのハイライトはエンジンだ。アウディは1976年、世界初のガソリン直5ユニットを2代目『100』に搭載。その後、『200』、『90』、『80』などの各シリーズに拡大展開した。1994年に初代『A4』、『A6』が登場する頃には直列5気筒は姿を消すが、今回、TT-RS用ユニットとして久々に復活する。

アウディ100に初搭載された直5のキャッチコピーは、「6気筒のパワーと4気筒の経済性」だったが、TT-RSの5気筒はスポーツ性能が前面に押し出される。直噴2.5リットルはツインターボによって武装され、300psオーバーのスペックを発揮。アウディ関係者によると、最大出力は340ps、最大トルクは46kgm程度になるもようだ。0 - 100km/h加速は5秒以下、最高速度は250km/h(リミッター作動)という圧倒的な運動性能を見せつける。

現在のTTの最強仕様は『TTS』だが、この2.0リットル直4ターボ「TFSI」(272ps、35.7kgm)と比較すると、TT-RSは約70ps、約10kgmものエクストラパワーを得ている計算だ。

駆動方式はフルタイム4WDのクワトロで、ブレーキは大容量タイプ。もちろん、サスペンションも強化される。トランスミッションは6速MTと6速「Sトロニック」が用意される見込みだ。

アウディが公表した写真は、外観の部分アップのみ。フロントの写真からは、バンパーが専用デザインとなり、ハニカムメッシュのエアインテークを採用。ヘッドランプはバイキセノンでLEDデイタイムランニングライトが組み込まれる。デュアルスポークの専用アルミホイールの間には、「RS」のロゴが添えられたブレーキキャリパーが見える。

リアの写真で注目すべきは専用のリアスポイラー。このスポイラーには角度調整機能が導入されているという。また、マフラーが楕円状の左右2本出しデザインに変更されているのも確認できる。

TT-RSは、3月3日に開幕するジュネーブモーターショーで正式発表。クーペとロードスターの両仕様が披露される予定だ。TTにとって初のRSが、『RS6』と同様に刺激に満ちた走りを見せてくれるのは間違いないだろう。

《森脇稔》

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