BMWは2日、2008年年間のMカーの世界販売実績を公表した。それによると、販売台数は2万4186台で前年比約50%増を達成。2002年の2万6776台に次ぐ過去2番目の好成績をマークした。
販売好調の原動力となったのが『M3』シリーズで、1万7993台を販売。その内訳は「クーペ」が1万0571台、「カブリオレ」が4169台、「セダン」が3253台だ。
『M5』は「セダン」と「ツーリング」合計で2465台をセールス。このM5に匹敵する台数を記録したのが『M6』で、2260台を販売。その内訳は「カブリオレ」が1158台、「クーペ」が1102台と、カブリオレがクーペを上回っている。
また、2008年8月に生産を終了した『Z4M』シリーズは、「クーペ」が739台、「ロードスター」が699台という結果だ。
マーケット別では米国が1万663台を販売し、前年比約70%増と絶好調。BMWのお膝元、ドイツも前年比約37%増の2777台と伸びた。英国(北アイルランドを含む)も、約20%増の2469台と健闘している。
2007年比で最も伸びた市場はカナダで、約130%増の1114台をマーク。イタリアは31%増の1072台、日本は6%増の1063台を販売した。
BMW全体の2008年セールスは前年比5.8%減の120万2239台にとどまった。しかし、Mカーだけに限れば、前年比50%増と世界的な不況の影響をまったく受けなかったことになる。2009年は『X5』、『X6』にもM仕様が設定されることになっており、さらに販売台数を上乗せしそうな勢いだ。