富士重工業(スバル)は、世界的な自動車需要の低迷など、経営環境が激変しているのに対応して「中期経営計画」を見直すことを明らかにした。
中期経営計画で策定した「スバルらしさの追及」、「グローバルな販売」、「コスト構造の改革」などのテーマは堅持しつつ、スピードアップと柔軟性を持って推進する。計画の目標値は為替の前提、販売台数計画などの現状を踏まえて見直す。
また、経営環境が従来以上のスピードで激変する中で、生き残りをかけた構造改革を実施する。
このため、原価構造、固定費、為替への抵抗力などの見直しに着手する。さらに「危機こそチャンス」として新興国での拡販、販売・物流体制の見直しにも取り組む。