スバル富士重…190億円の最終赤字に修正

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富士重工業の森郁夫社長は16日東京で記者会見し、2009年3月期の連結業績を大幅に下方修正して発表した。営業利益は90億円、純利益は190億円の赤字となる。

世界的な新車販売の落ち込みと円高の進行によるもので、赤字は1994年3月期以来、15期ぶりとなる。昨年10月の第2四半期業績発表時点では、営業利益が230億円、純利益は200億円といずれも黒字を見込んでいた。

売上高も同時点の1兆6000億円から1兆4400億円(前期比8.4%減)に下方修正した。連結販売台数は約6万台下方修正し、55万4800台(7.0%減)の見込み。

森社長は「減産はこれまでの予防的措置から(当面は)日常的に行わなければならない状況になった」と述べた。減産以外の緊急対策として、当面の投資計画を20%以上削減するほか、今期の取締役賞与をゼロとし、1月から執行役員を含む役員報酬の1割カットなどを示した。

今後、管理職の給与カットも検討する。また、期末配当は4円50銭の従来予想から「未定」とした。

《池原照雄》

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