気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。
2009年1月6日付
●車販売28年ぶり低水準、昨年508万台ピークの三分の二(読売・1面)
●環境対応車に活路、各社、新型投入を計画(読売・10面)
●経済TODAY:自動車開けぬ展望、トヨタ社長「オバマ氏に期待」日産COO「最悪想定し経営」(朝日・11面)
●マツダ役員報酬一律2割カット 昨年12月から(毎日・10面)
●レンタル活用、リッチに節約、不況でも高級志向、ブランド品、外車好調(産経・29面)
●仕事人:「サービス」は無限の追求 メルセデス・ベンツ営業マン・吉田満(産経・31面)
●円高続けば空洞化、ホンダの福井威夫社長(東京・8面)
●国内新車販売、今年、500万台割れへ、クルマ離れ深刻、環境対応型に期待(日経・13面)
●プジョー販売店、シトロエン車を併売3月メド(日経・13面)
●ブリヂストン15%減益、今期営業益(日経・15面)
ひとくちコメント
「今年も厳しい経営環境が続くことは避けられない」。自動車工業団体が東京・港区のホテルオークラ「平安の間」で開いた新春賀詞交歓会で、日本自動車工業会の青木哲会長(ホンダ会長)は悲痛な表情であいさつした。
きょうの朝日や日経などが取り上げているが、自工会では今年の新車総販売台数を486万台(軽自動車含む)と予測している。が、ディーラー関係者の中には「現場にいるともっと落ち込むかもわからない」という悲観する声も聞こえた。
会場内も緊縮ムードに包まれて、1000人近くが詰めかけた割には高級ホテルの自慢料理も少な目。「年越し派遣村」などで耐え忍んでいる失業者たちへの配慮からとみられるが、この日、団体の会員メンバーには「料理は手を出さず、飲み物は1人2杯まで」と自粛を促すよう通達したという。最後の晩餐ではないが、自動車業界に明日はあるのか?