ホンダの新型『アコード』『アコードツアラー』がターゲットとするユーザー層について同社は、ホンダは40代から50代の男性としている。いわゆる“セダン党”が多くいる層に向けてつくられている。
そのいっぽうで、30代の購入も期待している開発者もいる。同社第3商品開発室の山口隆氏は、「個人的には30代の落ち着いた人に乗ってもらいたい。ミニバンが流行っているが、セダンをベースにした走りを体感すれば、アコードも購入の検討リストに入ると思う」と語る。
「走行性能でいうと、BMWやアウディなどの輸入車と競合するだろう。価格帯ではマツダ『アテンザ』やトヨタ『マークX』あたりが競合すると思う」と山口氏。
直列4気筒2.4リットルDOHC「i-VTEC」エンジンとパドルシフト付き5速ATが組み合わせによるドライビングの楽しさをウリとし、“30代セダン党”を発掘しようとしているようだ。