日野自動車は27日、『デュトロ』軌陸車(軌道兼用車)のブレーキに不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは2008年3月18日に製作された1台。
ブレーキ倍力装置のバキューム配管の溶接不良とともにバキュームホースに誤品を組み付けたものがあり、負圧が十分供給されず、制動距離が長くなるおそれがある。
バキューム配管を良品と交換するほか、バキュームホースを点検して不適切なものは正規品と交換する。不具合の発生はなく、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。
今年10月21日にリコール届出を行った案件で、対象車両を追加したもの。