ベントレーは12日、11月19日に開幕するロサンゼルスモーターショーに『アズールT』を出品することを明らかにした。その最大出力は507psと最終仕様にふさわしいスペックを備えている。
『アズール』はベントレーのフラッグシップ4ドアサルーン、『アルナージ』の2ドア・4シーターオープン版。ベントレーは2008年10月のパリモーターショーでアルナージの「ファイナルシリーズ」を発表しており、今回のモデルがアズールの最終仕様に位置づけられる。
アズールTにはアルナージのファイナルシリーズと同じエンジンを用意。6761cc・V8ツインターボは最大出力507ps、最大トルク102kgmと超強力。2695kgという重量級ボディでありながら、0 - 100km/h加速は5.5秒で駆け抜け、最高速度は288km/hに到達する。もちろん、ブレーキなどの足回りも強化されている。
ベントレーのクラフトマンシップがふんだんに発揮された内外装にも注目。ボディカラーは42色、内装色は25色が自由に組み合わせ可能。レザーシートやドアトリムには、ダイヤモンドキルト加工が施され、ウッドパネルの素材も吟味された。最高級のオーディオも奢られる。
外観は20インチの専用アルミホイールが装着されるほか、グリルをダークティント仕上げに変更。前輪後方にはエアアウトレットを追加している。また、燃料キャップは宝石のように輝くビレットアルミ仕上げとした。
ベントレーは価格を公表していないが、ベース車のアズールの日本価格が3945万円だから、4000万円突破は確実。生産台数も極めて限られたものになりそうだ。