アウディが日本に投入した、TTクーペシリーズの最高峰『TTSクーペ』は、かなりスポーティな内容に仕上がっていて、走りに関してもかなり力が入っている。TTSクーぺは、直噴ターボの2.0TFSIをベースに、ヘッド&ブロック内ともに各部にチューニングを実施。またターボユニット自体も素材から見直しているなど、出力は標準タイプの200psに対して、272psまで高めている。そのハイパフォーマンスぶりはエンジンをかけたときからすぐに体感できる。まずその音からして違う表情をあらわし、ピックアップからノーマルの比ではない鋭さを見せる。走り出せば、確かに強烈。正直なところハイスペックと言いつつも、数値的には多くのライバルに対してアドバンテージがあるわけではないのだが、なにせボディが軽量だ。アウディジャパンの青木徹氏が「アルミとスチールを組み合わせたハイブリッドASF(アウディ スペースフレーム)はアウディらしい技術です。その結果が軽量化と高剛性の両立となります」と語るように、身のこなしがとにかく軽い。安全性のために世のクルマが車重がどんどんとかさんでいくなか、1470kgという軽い部類に入ると言っていいTTSクーぺの車重は、これを存分に武器にしている。
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