日立建機、林業機械でカーボンオフセット活動

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日立建機は、26日から林業機械でカーボンオフセット活動を開始する。

カーボンオフセットは、排出されたCO2をCO2削減事業の効果と組み合わせることで、打ち消す考え方で、建設機械業界では初めての試みとしている。

日立建機は、林業機械1台につき1t分のCO2排出権を取得し、日本政府へ届け出る。これにより、林業機械を購入した顧客はCO2削減活動に参加したことになる。オフセットされる1トン分のCO2は、対象機械製造時のCO2排出量に相当する。CO2排出権の取得、日本政府への届出は、日立キャピタルに委託する。

CO2排出権は、国連基準に準拠した途上国におけるCO2削減のCDM(クリーン開発メカニズム)プロジェクトから得られるCER(認証済排出削減量)から取得する。

日立建機は、林野庁が国民運動として進める「木づかい運動」への参加登録企業で、今回の活動を通じて、国産材の積極的な利用を通じて森林整備を進めようとする運動の普及啓発を支援するとともに、今回のオフセット活動を行うことで、顧客のCO2排出削減への関心を高める。

カーボンオフセット対象機械は、日立建機が販売する林業仕様機、高性能林業機械用本体機で、対象となる機械を購入した顧客にCO2排出権証明書などを送付し、本体には本活動を示すステッカーを貼付する。

《レスポンス編集部》

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