コベルコクレーンは3日、ホイール・クレーン「ET2」の制動装置油圧配管に不具合があるとして、国土交通省にリコール(回収・無償修理)を届け出た。対象となるのは、1991年11月30日 - 2002年11月5日に製作された533台。
後輪用制動装置油圧配管とトルクコンバータ(液体クラッチ)の隙間寸法が不足しているため、クレーン作業のためのサスペンションロック時に油圧配管とトルクコンバータが干渉し、配管に穴が開いて道路走行時に後輪の制動力が低下するおそれがある。
全車両、配管とトルクコンバータの隙間寸法を点検し、適切な寸法が確保できていないものや接触した形跡があるものは、配管を対策品と交換する。
不具合発生件数は2件で、市場からの情報で発見した。事故は起きていない。