三井物産と三菱商事は、両社折半出資子会社のジャパン・オーストラリアLNG(MIMI)社が、西オーストラリア州ノース・ウエスト・シェルフプロジェクト(NWSプロジェクト)のカラサガスプラント第5液化系列から、LNGを生産開始したことを確認した。
ジャパン・オーストラリアLNG(MIMI)は、豪ウッドサイド・エナジー社、豪BHPビリントン・ペトロリアムノース・ウエスト・シェルフ)社、豪BPデベロップメンツ・オーストラリア社、豪シェブロン・オーストラリア社、豪シェル・デベロップメント(オーストラリア)社の企業連合と共にLNGを生産する。
年間440万tの生産能力を持つ第5液化系列の稼動により、NWSプロジェクト全体のLNG生産能力は年間1630万tとなる。同設備で生産されるLNGは、日本、中国、韓国を始めとする地域に供給される予定。
LNGは他の化石燃料と比べ環境負荷が低いエネルギー源として、世界的に需要が増加している。今回の生産開始によるNWSプロジェクトのLNG生産能力の増強は、極東アジアを始めとする地域へのエネルギー安定供給に貢献する見通しだ。