【D視点】花電車?…マツダ ビアンテ 新型

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デザイナーの頑張り

競争社会の中で苛立っている現代人への特効薬は、自然に浸ることだ。その意味で、自然をイメージさせるカタチをデザインのテーマにするのは、時代の要請にマッチしている。マツダの自然をデザインテーマにする活動は、世界的に評価が高く、デザイナーも頑張っているように見える。

しかし、表面的にカタチを模しただけでは、本来の目的である癒しの効果は繋ない。自然から得られる安らぎの雰囲気やエコロジーを感じさせる機能などの工夫があって、初めて効果がある。

商品を購入する場合、お買い得感は大切な要素だ。その点で考えれば、ビアンテの豪華なデザインは成功している。しかし、ビアンテを成功させるために、資源の浪費となるような豪華さを選択したとしたら、これまでのデザインの努力は水泡に帰す。

また豪華さがユーザーに対し、お祭りの花電車に乗るような気恥ずかしさを持たせてしまったら、コンパクトにした『デミオ』や水素ロータリーエンジンを発表してエコライフをアピールしているマツダのイメージにも相反する。デザイナーの頑張りの行方が気になる。

《松井孝晏》

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