【GM100周年 特別企画】モーターショーで見るGMの先進技術

エコカー 燃費
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E-Flexは電気のみで車両を駆動させるという、フレキシビリティに優れた電気駆動システムであり、様々なエネルギー源の中から電気を生成し、ガソリン燃料に依存しない交通輸送手段の成長を可能にする技術である。

研究開発・企画担当副社長のラリー・バーンズ氏は2007年上海モーターショーのプレゼンテーションで、「このE-Flexが提供するフレキシビリティには二通りある」と述べた。「ひとつは電気駆動システムが使用できること。もうひとつは商用化が可能であり、市場でガソリンに対抗でき、そして持続可能な方法で、全世界における交通輸送手段の成長に応じられるようなエネルギー源を活用できることにある」。E-Flexは、GMの車両開発の核となるパワートレーンプラットフォームと言えるだろう。

●CHEVROLET VOLT

2007年のデトロイトショーで発表されたE-Flexプラットフォームコンセプトカーの第1弾。搭載するエンジンは、3気筒1リットルターボで、ガソリンのほか、エタノールを85%混入した「E85」にも対応する。ボルトは、110ボルトの家庭用電源でリチウムイオン電池をチャージ、約6時間でフル充電となる。この状態で電池だけだと40マイル(約64km)の走行ができる。電池の容量が少なくなるとエンジンによって充電をおこなう。約55リットルのタンクを満タンにして発電に使うと走行距離は640マイル(約1024km)まで延長することが可能だ。

同年の上海モーターショーでは、ガソリンエンジンに代えて燃料電池を搭載した第2世代E-Flexシステムを搭載したボルトを出展。燃料電池スタックは2006年に発表したシボレー『シークエル』の第4世代から第5世代に発展し、スタックの小型化に成功しながらも300マイルの走行に要する水素はシークエルの半分(4kg)という性能を実現した。

●OPEL FLEXTREME

2007年のフランクフルトショーでデビューしたE-Flexプラットフォーム第2弾。ディーゼルエンジンと電気モーターを組み合わせたハイブリッドシステムを持つ次世代ツアラーコンセプトだ。リアゲートはガルウイング状に左右に跳ね上がり、車体後部にはセグウェイを2台収納できるスペースを持つ。一見2ドアにも見えるサイドビューは観音開きの4ドアで、乗降性も配慮される。

●CADILLAC PROVOQ

2008年のCESおよびデトロイトショーで発表されたSUVコンセプト。燃料電池と電動4WDシステムを持ち、圧縮水素燃料で300マイルの航続距離をもつSUV。加速性能は0-100km/hが約8.5秒、最高速度は160km/hという。二次電池には第5世代のリチウムイオンバッテリを搭載しており、走行性能は旧世代の燃料電池車から約30%向上したという。内外装には環境に配慮した素材を利用しているほか、ルーフにはソーラーパネルを装備しており、電装系の電力供給をアシストする。

《レスポンス編集部》

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