BMWグループは、英国の調査機関クリーン・グリーン・カーズが集計したデータによると、プレミアム・ブランドの中で「BMWブランド」がEfficientDynamics(エフィシエント・ダイナミクス)のプログラムを通じて二酸化炭素の平均排出量を最も改善させたブランドであることに認定されたと発表した。
自動車メーカー別の全モデルレンジにおける二酸化炭素排出量の平均値を調査した報告書によると、2008年1 - 6月に、BMWは平均161.64g/kmの二酸化炭素を排出したと記録、この数値は昨年同期との比較で平均排出量が11.34%改善されており、プレミアムカー・メーカーの中で最高の改善率となった。
クリーン・グリーン・カーズによると、EfficientDynamicsの考え方をMINIへ応用したMINIMALISMを通じて、MINIのエンジニアはBMWと同様にCO2排出量の改善に成功したとしている。MINIの全モデルレンジにおける2008年1-6月の二酸化炭素平均排出量は139.64g/kmで、対前年比で9.44%の改善率となった。これは二酸化炭素の平均排出量が最も低い自動車メーカーの中でトップ3に数えられる。
クリーン・グリーン・カーズの発行者ジェイ・ナグレイ氏は「二酸化炭素の排出量に関して言えば、BMWとMINIの両モデルレンジで非常に著しい改善が見られた。BMWグループがこの分野で率先する姿勢は称賛されるべき」とコメントしている。
BMWグループは、引き続きEUのガイドラインに先行する形で自動車の排出ガス量削減に取り組む方針。NOxを触媒コンターバーに貯蔵する能力は、近い将来に特定のモデルで実現する見通し。