【新聞ウォッチ】タイヤ脱落有罪…三菱自動車「上告せず」、宇佐美被告ら不服

モータースポーツ/エンタメ 出版物

気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2008年7月16日付

●新車に広告、報酬6万円、トヨタ、神奈川・北海道で導入(読売・8面)

●150億円調達へ、GMリストラ策(読売・9面)

●日野・いすゞリコール(朝日・33面)

●トヨタホーム誤認表示(朝日・33面)

●くらしナビ、車をあきらめない、かんたん節約術(毎日・13面)

●28日にも内閣改造、首相決断(産経・1面)

●三菱ふそう元会長ら逆転有罪 三菱自は上告せず、信頼「最優先」(産経・8面)

●走れ、「ガソリン節約路線」高速ツアーバス増便(産経・9面)

●日銀「景気、さらに減速」成長率下方修正1.2%(東京・1面)

●日経平均大幅続落、企業業績に懸念、トヨタ、年初来安値に(日経・3面)

●ブラジル新工場発表、トヨタ、小型車年15万台(日経・17面)

●次世代電池材料トヨタなど開発、電気自動車向け(日経・11面)

ひとくちコメント

三菱自動車製の大型トレーラーのタイヤ脱落事故をめぐる虚偽報告事件。リコールを避けようと国に虚偽報告をしたとして、道路運送車両法違反に問われた三菱ふそう元会長、宇佐美隆被告をはじめ、元常務の花輪亮男被告、元執行役員の越川忠被告と法人としての三菱自動車に対し、東京高裁は一審の無罪判決を破棄し、罰金20万円の有罪判決を言い渡した。

15日付の各紙夕刊が1面トップなどで大きく取り上げていたが、きょうの各紙は判決を受けの被告側の対応を中心に報じている。

それによると、三菱自動車は「判決を厳粛に受け止め上告しない。リコール問題の再発防止を約束し、全社一丸となって信頼回復に取り組む」との談話を発表。これで罰金刑が確定することになる。

しかし、宇佐美被告ら3人は判決を不服として即日上告した。おそらく、宇佐美被告らの胸の内は「何で我々だけが罪を被らなければいけないのか」という心境ではないだろうか。トカゲのしっぽ切りで片づけようとする企業犯罪の責任の取り方が改めて問われるケースだ。

《福田俊之》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

教えて!はじめてEV

特集