9日発売された、三菱自動車『ギャランフォルティスラリーアート』は、『ランサーエボリューションX』のパーツを組み合わせることで、スポーティなフットワークとしなやかな乗り心地の両立を図っている。
ボディやサスペンションは、標準車の『ギャランフォルティス』をベースとしながらも、フロントサスペンションはランエボXと同様の高剛性クロスメンバーを採用してロアアーム取り付け部の剛性を向上させたほか、スタビライザー径やショックアブソーバーの減衰力やスプリングレートなどを最適化して操縦安定性を高めている。
「ギャランフォルティス ラリーアートはハンドリングを向上させるため、リヤのハブユニットベアリングもランエボXと共通のものを採用しています。ブレーキもフロントは専用の16インチ2ポッドベンチレーテッドディスクブレーキを採用し、リヤはフォルティスのSPORTグレードのピストン径をアップしたものを採用し、前後ともに最適化を図っています」
「フルタイム4WDのシステムにはAYCは採用されていませんが、3モードつきのACDが装備されていますので、あらゆるシーンでスムーズな走行が可能です」(広報部)
ギャランフォルティス ラリーアートの足まわりはランエボXほどハードなチューニングは施されていないものの、240psを発揮するパワートレインに合わせてさまざまな専用チューニングが施されているようだ。
ギャランフォルティス ラリーアートのようなクルマを作ることができたのも、先にランエボXが発売され、そのパーツを効果的に使うことができたからに違いない。