【洞爺湖サミット】新日石、BHD 水素化バイオ軽油を供給

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7月7 - 9日の期間開催される「北海道洞爺湖サミット」に、新日本石油はトヨタ自動車と共同で開発した水素化バイオ軽油(BHD)を、各国政府関係者および報道関係者の移動手段として使用される一部車両に供給すると発表した。

今回、BHD10%配合軽油約1000リットルを、洞爺湖温泉とサミット会場間を運行するシャトルバス等に供給する。

BHD(Bio Hydrofined Diesel)は、植物油脂等を原料とし石油精製の水素化処理技術の応用により製造している。従来のバイオディーゼル(FAME)に比べ酸化安定性等に優れた高品位なディーゼル燃料で、通常の軽油と同等に取り扱うことができるとしている。


2007年10月10日 - 2008年3月31日の間、東京都、新日本石油、トヨタ自動車、日野自動車が共同で実施している「第二世代バイオ燃料実用化共同プロジェクト」において、最新型ハイブリッドバスにBHDを使用したデモ走行を行っており、日本の優れた燃料技術と車両技術の組み合わせによるCO2削減対策が注目されている。

環境問題が主要テーマとして取り上げられる北海道洞爺湖サミットにおいて、新日本石油では「水素化バイオ軽油」の供給を始め、家庭用燃料電池システム『エネファーム』の展示・デモンストレーションなどにより、先進的な環境対応技術を訴求する。

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