【清水和夫のサステナブル・リポート】三菱i MiEV その4…最新EVテクノロジー ワンポイント解説

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■充電
家でも充電できる“プラグイン”に対応

i MiEVの充電方法は、“プラグイン”と呼ぶ一般家庭やコインパーキングなどの充電器から行なう100Vおよび200Vのほか、出先などで短時間で充電できる急速充電(三相200V)の3通りの電源に対応している。

家庭充電では、車体右側にある家庭充電口から家庭用の100Vあるいは200Vのどちらの電源からも車載充電器を使って充電可能。急速充電では、車体左側の急速充電口から急速充電器を使ってスピーディに充電することができる。

メインとなる家庭用電源からの充電時間は100V(15A)で14時間。これが200Vになると7時間と、一気に充電時間が短縮できる。100Vから200Vの電圧変更の工事は大ががりな工事ではなく、費用も驚くほど高くはないので、i MiEVを入手したらぜひ行ないたい。当然、CO2削減や電気料金の安さを考えれば、原子力発電がメインの深夜電力を使っての充電は、基本中の基本だ。

ちなみに急速充電は、30分の短時間で8割程度まで充電可能となっている。

■パッケージ
クルマとしての楽しさ、実用性を合わせ持つシャシーレイアウト

低コストも開発の柱に掲げた i MiEVは、シングルモーター方式を採用するとともに、車体構造を変更せずにEV化が可能な軽自動車のiをベースとしている。

今さら説明するまでもなく、iの駆動レイアウトはエンジンを後方配置したリヤミッドシップ。i MiEVでは、そのエンジン、トランスミッション、燃料タンクの代わりに、モーターを始め、インバーター、電池、充電器などのEVの要素部品を搭載する。

長いホイールベースはリヤミッドシップレイアウトの大きな特徴のひとつ。だからこそ、床下に大容量のリチウムイオン電池の搭載が可能で、さらに従来エンジン/ミッションがあった場所に、モーターやインバーターを搭載することが可能だったのだ。

結果、ベースモデルのi同様、成人男性4人が乗車できる室内スペースと、広々とした荷室スペースを確保。また、低重心による安定性の高い走りも不変。EV化にともなうデメリットは皆無といっていい。

ちなみに、i MiEVのシステムは軽商用車の“ミニキャブ”にも搭載可能であり、今後の三菱EVの新たな展開に期待したいところだ。

《清水和夫》

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