沖電気、使用済み天ぷら油を再利用

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沖電気、使用済み天ぷら油を再利用
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沖電気工業は、同社の八王子事業所内にある社員用の食堂で使用済みとなった天ぷら油をバイオディーゼル燃料に精製し、トラックの燃料として再利用を開始した。

同社グループ内で物流業務を担うOKIロジスティクスの輸送パートナー企業であるプロジェクト運送が、沖電気の社員食堂を運営するジー・オー・フードサービスと使用済み食用油の買取り契約を締結し、2008年4月からリサイクルを実施している。

燃料価格の高騰や地球環境問題から、植物油から精製される「バイオディーゼル燃料」が、軽油の代替燃料として注目されている。バイオディ−ゼル燃料は、食堂や家庭などでゴミとして捨てられていた天ぷら油など植物性の廃食油からも造ることができる。

また、バイオマスエネルギーとして燃料を使用したときに発生するCO2の量は、植物性油の原料となる菜種や大豆などがその成長過程において光合成によりCO2を吸収しているため、ライフサイクルでみるとCO2を増加させておらず、カーボンニュートラルとなっている。

軽油に比べ引火点が高くまた酸素を含むために完全燃焼を促進し、黒煙の排出量は軽油の3分の1以下に低減できるほか、アトピーや酸性雨の原因といわれる硫黄酸化物(SOx)を排ガス中にほとんど含まず、しかも燃料を軽油からバイオディーゼル燃料に変える場合には、陸運局で車検証に「廃食油燃料併用」と記載変更の手続きを行うだけで、自動車を改造する必要が無い。

沖電気では、2008年3月の1か月間に八王子事業所の社員食堂から使用済み天ぷら油349リットルを回収し、バイオディーゼル燃料への精製を試行した。この結果、バイオディーゼル燃料314リットルを精製した。

トラック燃料として軽油を使用した場合、1リットル当たり2.64kgのCO2を排出する。2008年3月の1か月間に精製したバイオディーゼル燃料314リットルでは、829kg相当のCO2排出が削減できることになる。このリサイクルを1年間継続した場合、年間では約10tのCO2排出削減効果が見込まれるとしている。
《レスポンス編集部》

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