OKIエンジニアリング、1000kHzまで対応の磁界イミュニティ試験サービス…車載機器の誤動作を防ぐ

磁界イミュニティ試験の様子
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OKIエンジニアリングが、電気自動車やプラグインハイブリッド車などの次世代自動車向けに、1000kHzまで対応可能な磁界イミュニティ試験サービスを開始する。

近年、地球環境への配慮や環境規制強化を背景に、電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHEV)などの開発が加速している。さらに自動運転やカーエレクトロニクスの高度化が進む中、車載機器の高電圧化・大電流化により高周波の磁界ノイズによる誤動作や通信障害のリスクが高まっている。

こうした状況を受けて、電磁両立性(EMC)確保の重要性が一層高まり、磁界イミュニティ試験の国際規格ISO11452-8では、2025年度の改定で400kHzまで拡大される予定だ。加えて、一部の欧州自動車メーカーの独自規格は、最大1000kHzを求めている。


《森脇稔》

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