5周年の節目にビッグチェンジを果たしたストラーダ Fクラス
パナソニック「ストラーダ」は今年で5周年となるが、この節目のタイミングで大がかりなモデルチェンジが実施された。2008年登場のハイエンドモデル「Fクラス」では、ストラーダの開発思想“From Home to Car”を具現化した新機能「ストラーダ ホームリンク」の搭載がトピックだ。
◆From Home to Carを具現化した新機能「ストラーダ ホームリンク」
08年「Fクラス」へのモデルチェンジでは、家電連携機能の追加やCPUなどのハードウェアだけでなくOSをWindowsベースへ変更するという大がかりな改良となった。
最大のトピックは、新機能「ストラーダ ホームリンク」の搭載だ。パナソニックでは“From Home to Car”というコンセプトを掲げ、家庭用機器との連携を開発テーマとしてきたが、08年FクラスではBluetoothで接続した携帯電話機を介し、家屋内に設置したホームネットワークカメラが撮影した静止画像をナビ画面に表示させたり、ブルーレイ/DVDレコーダー『DIGA』(遠隔録画予約モデルのみ)を遠隔操作して録画予約するサービス『ディモーラ』の利用が可能となった。専用のシステムが建物側に必要となるが、エアコンや照明のスイッチ動作、玄関ドアの施錠もおこなう松下電工(株)の「ライフィニティ」との連携もできる。
つまり、ストラーダFクラスは08年モデルにて「真の意味での“From Home to Car”をついに実現した」というわけだ。ある意味では想定外ともいえる進化の方向だが、いわば「未来の機能を先取りした」という、総合家電ブランドの強みを活かし、他社のカーナビにはマネのできない機能が最大の特長ともいえる。
◆カスタマイズの自由度が増した「簡単ツートップメニュー」
定評の簡単ツートップメニューは、画面構成をユーザーの好みで変更できるようになった。これまでも表示させる項目の内容を変えることはできたが、08モデルではナビ側とオーディオ側の表示比率までもが変更できるようになっている。
ナビ性能もフルモデルチェンジによって向上した。最新の描画用ICが搭載されたことでワイドVGAならではの高精細な地図表現が可能になり、地図画面はより見やすい仕上がりとなっている。道路の輪郭もアンチエイリアス処理がなされ、よりクッキリ・ハッキリと表示され、視認性も向上している。
◆プロ直伝の音質・ビエラ譲りの画質を追求
AV面の機能アップも抜かりはない。サウンド面では新開発の再生エンジンを搭載。ミキシングエンジニアのプロ集団『ミキサーズ・ラボ』が監修した再生モード「音の匠」「いい音でスムーズトーク」を新たに採用。アンプパーツも刷新して音質の向上を図っている。ビジュアル面では、『ビエラ』譲りの高画質を実現するべく、新高画質エンジンを採用し『液晶AI』『Day Light液晶AI』機能を搭載。映像ソースや外光の明るさを自動的に判断し、クリアで鮮やかな画質を実現した。家庭用のDVDレコーダーで録画したDVDの再生(VRモード再生)にも対応している。
◆筐体デザインも妥協なし。新たな一歩を踏み出したFクラス
新型Fクラスは、機能のみならず、筐体のデザインにも徹底してこだわった。とくにインダッシュタイプのCN-HX1000Dは、緩やかなアーチを描く表面デザインを採用、パネルは二重になっており、使用時にはStradaロゴが淡く発光する凝りよう。オーナー心をくすぐる演出はハイエンドモデルならではの特徴だ。
※各サービスを利用するにはサービスへの加入(一部有料)とBluetooth対応携帯電話機が必要です。また、利用にはパケット料が発生します。