トヨタ新型『アルファード』/『ヴェルファイア』のボディサイズは先代モデルに対して、全長と全幅がわずかに大きくなっている。しかし、全高は先代より45mmも低くなっている。
チーフエンジニアを務めた中越裕三さんは「先代は全高が高いこともあり、コーナリング中のロールが大きいという声が多くありました。そのため新型では全高を45mm下げることで低重心化を図り、コーナリング時の安定性を高めています」
「全高は下げていますがフロアも55mm下げていますので、室内高は先代よりも10mm多く取ることができました。さらに、前席のヒップポイントも45mm下げていますので、小柄な方での乗り降りがしやすくなっています」
「アルファード/ヴェルファイアのプラットフォームは『エスティマ』と共通ですが、アルファード/ヴェルファイアでは3列目シートが跳ね上げ式となっていますので、フレームまわりを最適化することができ、乗り心地と走行安定性を高めることにも成功しています」
「新型アルファード/ヴェルファイアは走りの面でも、お客様の期待にじゅうぶん応えられるクルマに仕上がっています」とコメント。
全高を下げた理由は低床化の実現と重心の低下にあったようだ。ここまでフロアが下がれば、必ず走りにも好影響を与えてくれるに違いない。中越さんのいうように、今度のアルファード/ヴェルファイアは走りにも期待ができそうだ。