【IRL インディ500】最初の山場ポールディを制したのは

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4日の開幕から1週間目の10日土曜日は、インディ500のポールポジションを決めるポールディ。3週間にわたって繰り広げられるインディ500は、前半最大の山場を迎えた。

開幕直前に2つに分かれていたシリーズの統合が成立したこともあり、今年は久々に33のグリッド数を超えるエントラントが集い、ポールディもヒートアップ。

6時間にわたり4周の平均時速を競う予選は、2度目のアテンプトに最速の226.366マイル/hをたたき出したスコット・ディクソンが制し、ポールポジションを獲得した。

2番手はダン・ウェルドンで、チップ・ガナッシ・レーシングは予選1-2を達成。3番手のライアン・ブリスコー(チーム・ペンスキー)の3台が決勝日のフロントロー・グリッドを手に入れた。一時はトップに躍り出て会場を湧かせたダニカ・パトリックは5番手。注目の武藤英紀はルーキー最高位の9番手と健闘した。

この日に決定した全33グリッド中の11グリッド中、8台はチップ・ガナッシ、ペンスキー、アンドレッティ・グリーン勢。長丁場だけに、新規参入チームにも上位チャンスがあるといわれるインディ500だが、今年は直前の練習走行が雨で中止となったこともあってか、強豪チームが順当に力を見せつける格好となった。

この後インディ500月間、通称「マンス・オブ・メイ」は、11日に予定されていた、12番手から22番手を決める予選—セカンドディが雨で中止となった為、来週17日に行われる予選—サードディに12位から32位までが決定。翌18日には最後の33番目のグリッドを競うインディ名物「バンプディ」が開催される。

《ケニー中嶋》

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