双日と伊藤忠商事は、鉱物資源会社のBHPビリトン社と共同で運営する西オーストラリア州ワースレー・アルミナJVでのアルミナの精製能力を増強すると発表した。投資総額はワースレーJV全体で約1780億円で、このうち双日と伊藤忠が249億円。
アルミナ生産能力を現在の年間350万トンから460万トンにまで増強する予定で、2011年第2四半期中の完工を目指す。
さらに、今回の精製能力拡張工事とは別に、アルミナの精製原料(ボーキサイト)の供給先であるワースレー・アルミナJV保有のボーキサイト鉱山でも約420億円を投じ、新鉱区の開発、それに伴うボーキサイト輸送能力を増強する。
これにより、今回の事業拡張の投資総額の合計は約2200億円となり、このうち双日が198億円、伊藤忠商事が110億円となる見込み。