国土交通省と自動車事故対策機構(NASVA)は21日、自動車アセスメント(JNCAP)の結果発表を行ったが、乗員保護や歩行者頭部保護性能で平成19年度の最優秀車種に選定されたのはスバル『インプレッサ』となった。
インプレッサの開発を担当したスバル商品企画本部の竹内明英プロジェクトゼネラルマネージャーは「高張力鋼板の採用と、衝突時のエネルギーを分散する“新環状力骨構造”と呼ばれるフレーム支持構造が乗員保護に効果を発揮した」と語る。
歩行者の頭部保護性能についても「衝撃が加わった際に部材が破壊されることで衝撃を吸収する構造にしており、頭部への被害を軽減できる」とした。
総合評価ではインプレッサが上回ったが、ホンダ『クロスロード』とは僅差で「甲乙つけ難い」状況だったという。会場では「社章が六連星のスバルだからこそ、インプレッサのシックススターはふさわしい」なんて冗談も出た。