ドライブレコーダーが記録のタクシー強盗容疑者、自殺していた

自動車 社会 社会

今月6日、東京都練馬区内で発生したタクシー強盗事件について、警視庁は10日、容疑者とみられる男が鉄道自殺を図り、死亡したことを明らかにした。犯行の一部始終はタクシー設置のドライブレコーダーが記録。男の容貌は一部メディアが報じていた。

警視庁・練馬署によると、問題の事件は今月6日深夜に発生した。練馬区羽沢3丁目付近の区道に停車したタクシーの車内で、50-60歳代とみられる男が運転手に刃物を突きつけて現金を要求。男は運転手が差し出した約3万円の売上金を奪い、1160円の運賃も踏み倒して逃走した。

犯行の一部始終はタクシー車内に設置され、セキュリティ(防犯)カメラも兼ねるドライブレコーダーが記録。カメラ自体の画素数は小さいものの、記録された映像は男の容貌が簡単にわかるようなものだった。提供された画像はテレビのニュースなどで報じられた。

警察ではこの映像を基に容疑者の行方を追ったが、8日未明に板橋区内の東武東上線・ときわ台〜上板橋駅間の踏切で列車に飛び込み、自殺した59歳の男が容疑者本人だった可能性が高くなった。遺書などは残されていないという。

警察では裏付けを進め、容疑に関与したと断定した段階で、この男を被疑者死亡のまま強盗容疑で書類送検する方針だ。

《石田真一》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集