スズキが24日に発表したワゴンタイプの新型軽乗用車『パレット』は、『ワゴンR』以上の空間を欲しがっているユーザーの声に応えたもの。
企画の発端に関して、四輪技術本部、商品第一カーライン チーフエンジニアの大西伊知郎さんは「市場の声がある時期をピークにして、営業より伝わってきました。我々は室内空間に関して、ワゴンRという商品で自信を持っていましたが、更に大きい空間を顧客が求めているとわかったのです」と、語った。
同社『エブリィ』との商品性の違いについては、「エブリィは4人が座りながら、大きな荷室を備えたクルマです。一方パレットは4人がゆったりと乗れるように居住空間を大きくとっています。そして、いざというときにはシートを倒して、大容量の荷室にできるものです。お互いは明確に差別化しています」と、大西さんは言った。
気になる競合車種のダイハツ『タント』よりも、全高は15mm低い1735mm(2WD車)なのだが、リヤフロア高は30mmも低い340mm(2WD車)。これは小さな子供の乗り降りで、差が出てくるハズ。