クラリオンは2008CESにおいて、無線LANを使った次世代の車載マルチメディア端末『MiND』を開発したと発表した。
この端末は、ナビゲーション機能を備えているのはもちろん、インターネット・ブラウザ機能を備えてGoogleMapやGoogleアース、YouTube、MySpaceなど、人気ウェブサイトへの常時アクセスを可能にするもの。
モニターは5.2型WVGAで、4GBのフラッシュメモリを搭載。OSにはLinuxを採用している。このほか、音楽や動画の再生機能をはじめ,画像やPDFのビューワ、RSSリーダ、電子メールなど多彩な機能を備える。車内への取り付けは、専用のドッキングステーションを用意し、そこに本体をワンタッチで装着することができる。
展示されていた試作機はWiFiでの接続を行っていたが、想定されている通信手段は、米国内でも普及が予測されるWiMAXの利用が基本。これを利用すれば利用エリアが限定されず、高速走行時でも車内からインターネットへの常時接続が可能になるからだ。WiMAXが普及していない地域では、3G通信モジュールのによって対応を考えているという。
実用化は2008年秋を目途とし、価格は700ドル前後を考えているという。