ホンダ インターナビ、埼玉県と提携 渋滞解消で

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ホンダは4日、カーナビが収集する走行履歴データを分析することで、埼玉県内の渋滞解消対策や道路制作の立案といった道路整備への活用を支援することを明らかにした。また、埼玉県からは災害情報などを受け取りドライバーへの運転支援を強化してゆくことに合意した。

ホンダが展開する純正カーナビ「インターナビ・プレミアムクラブ」には通信機能が備わり、自車走行履歴をホンダユーザー間で共有するサービスを展開している。会員間では渋滞を回避するルート案内や気象情報をサービスしている。

ホンダによると埼玉県在住のインターナビプレミアムクラブ会員は全体の7.4%、4万2000人がいるという。これらのデータを統計処理することで、道路整備の効果測定や道路整備の必要箇所割り出しが、従来の調査方法よりも飛躍的に正確かつ低コストでおこなうことができる。今回提供する、埼玉県内のフローティングカーデータ提供道路の対象の延長は約8600km。

また、行政情報としての道路開通情報や災害情報を、いちはやくドライバーに伝えることによる利便や安全の提供は埼玉県、ホンダともに強化したい分野として同意できた。

ホンダの今井武インターナビ推進室長は「フローティングカー情報を道路整備に役立てられないかということで埼玉県から声をかけていただいたことがきっかけ。インターナビの社会貢献が、ふたたびユーザーメリットとして還元できる仕組みを今後も拡大してゆきたい。統計処理後のデータを提供することで個人情報は完全に保護する」と述べた。

県庁で実施された記者会見に、上田清司埼玉県知事とホンダ日本営業本部四輪営業統括部長の西前学執行役員が出席して合意文書を交わした。

《レスポンス編集部》

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