【ホンダ フィット 新型発表】デザインのヒント

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新型ホンダ『フィット』のボディスタイルの特徴は、フロントエンド左右が角ばっておらず、斜めに削られたように造形されているところにもある。

これはひとつには対歩行者の安全のためであり、前輪ではなくボディでの回転半径(ウォール・トゥ・ウォールの回転半径という)を小さく収めるにも効果的である。それにもうひとつ、デザイン上の理由でもある、とデザイン開発室エクステリアデザインプロジェクトリーダーの奥本敏之さんはいう。

「フィットは沢山の人々から受け入れてもらうことが大切ですから、皆が共感できる愛らしさのようなものを発揮させたいと考えたんですね。ちょうどペットで飼っている小さな動物のような愛らしさがね。頭の方は小さくてほっそりしていて、後ろ足の方は柔らかな丸みがあるような。フィットのスタイルから、そうした愛らしさを感じていただければうれしいです」

インテリアデザインを担当したデザイン開発室インテリアデザインプロジェクトリーダーの北島義也さんは、奥本さんとは『シビック』5ドア(=欧州向け)をまとめた時からの、息のあったコンビであるという。

インテリアを、運転を楽しむようなパーソナルな空間にするにはどうすればよいか、悩んでいた時、ヨーロッパの美術館で見た彫刻が大きなヒントを与えてくれた。

「それはどの角度から見ても壮大な奥行き感があって、周囲の空気まで彫刻されていたように感じられたんですね。それで、小さくてもそのサイズを超えたデザインが出来るのではないか、と思いました。それはライオンの見事な彫刻でした」

2人は期せずして同じようなヒントからフィットをデザインしたようだ。

《三重宗久》

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