第40回東京モーターショー2007のタイヤ・オーディオ館にあるボーズブースでは連日、フェラーリのフラッグシップクーペ『612スカリエッティ』を用いて、純正採用されているBOSEサウンドシステムの体感デモが行われている。
豪華なタン革内装のシートに身を沈め、前方のディスプレイのイメージ映像を見ながら数分間BOSEサウンドを楽しむ。走行していないという、オーディオには有利な環境であるとはいえ、ホワイトノイズがほとんど感じられない澄んだサウンドは、いかにも超高級車向けのハイエンドオーディオというイメージ。最近はブランドだけが立派で中身は安物という“名ばかりの高級オーディオ”の純正品が少なくないが、このシステムはBOSEのサラウンドテクノロジーがいかんなく発揮されている。
ちなみに612スカリエッティはフェラーリのブースでも柵を隔てて眺めるだけ。実際にシートに座って感触を確かめられるのは、ボーズブースだけだ。試聴するためには定期的に配布される整理券をゲットする必要がある。人気は高いので、フェラーリ純正のプレミアムサウンドを体感したい人は、早めに訪れるといいだろう。