ボーズは初の自社製ヘッドユニット「Bose Media System」を展示、合わせて搭載車である『フェラーリ612スカリエッティ』もブースに置き、車内で視聴ができる。
ボーズはいままでカースピーカーやカーアンプを提供していたが、ヘッドユニットを手がけたのは今回のフェラーリ向けが初。2DINタイプのAVNで、日本仕様ではナビゲーションにザナヴィ・インフォマティクス製のものを融合させた。わかりやすくシンプルな操作性を追求し、ボーズの技術で実現したものとなっているという。
操作は2つのつまみと選局ボタンが並ぶ旧来のカーラジオをモチーフとしたもの。左はボリューム専用。右は手を近づけると必要な操作が大きく表示され、選局や操作の切り替えを行なう。タッチパネルは採用しておらず、必ずしも静止していない車内での操作では、つまみを回す操作が有効という理由からだという。
また、マイクによる音声認識操作を採用、マイクも独自技術により、音声認識の精度を高めているという。
オーディオ以外に、ナビゲーションも左右のつまみなどで操作でき、ザナヴィ製を組み合わせているとはいえオーディオと全く同様の操作感で使用可能。ボーズでは、今後フェラーリ向け以外にもヘッドユニットの供給を検討しているという。
なお、ブースでは、フェラーリ車内で5.1chシステム視聴のほか、オーディオ単体での視聴や操作を試すこともできる。