トヨタ自動車のプレスブリーフィングでは渡辺捷昭社長がパーソナルモビリティの『i-REAL』を操縦して登場、「人と、地球と走る」という同社の今回のテーマに沿ってコンセプトモデルを紹介した。
トヨタの展示の目玉は、フランクフルトショーでも話題をさらった『iQコンセプト』。軽自動車より短い全長2.98メートルという「高効率な革新的パッケージ」(渡辺社長)のコンパクトカーだ。
注目されたのは「近いうちに市場に投入できるレベルまで仕上がっている。ご期待いただきたい」という渡辺社長の発言。来年にも日本と欧州市場に投入との観測もあったが、それを追認する形となった。
iQコンセプトは外形寸法のみが公表されている。日本市場向けには1.0リットルと1.3リットルのガソリンエンジンが搭載される見込み。トヨタ最小のコンパクトであり、ガソリン車では同社最高の燃費性能を確保するほか「安全性能も高いレベルを追求している」(渡辺社長)という。