【新聞ウォッチ】トヨタ、宮城にも企業城下町 17年ぶり新工場

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気になるニュース・気になる内幕…今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップ、内幕を分析するマスメディアクルージング。

2007年10月24日付 

●トヨタの子会社 宮城に新工場建設 正式発表(毎日・8面)

●独「VW保護」は違法 EU最高裁 ポルシェ出資増も(毎日・9面)

●ホンダ、09年にハイブリッド低価格車投入(日経・1面)

●温室ガス削減、追加目標2000万トンに トラックなど21業種そろう(東京・1面)

ひとくちコメント

トヨタ自動車の生産子会社であるセントラル自動車(神奈川県相模原市)が仙台市近郊に自動車組み立て工場を新設する。同社が正式に発表したもので、きょうの各紙が報じている。

それによると、2010年中にも相模原市の本社工場を仙台市の北約20kmにある第2仙台北部中核工業団地(宮城県大衡村)に移転する計画。生産能力は年12万台程度を想定。トヨタグループの国内での新工場は、93年の関東自動車工業岩手工場(岩手県金ケ崎町)以来、17年ぶりとなるが、自動車工場は地元への経済波及効果が大いに期待されるだけに、地方自治体は誘致合戦を繰り広げている。

ただ、部品などの下請けメーカーは親企業との“格差”を気にして「スープの冷めるほどの距離」を希望しているのがホンネ。愛知県のようなトヨタ城下町に育つかどうか???

《福田俊之》

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